心因性勃起不全か器質性勃起不全か

心因性勃起不全か器質性勃起不全か

同じED勃起不全という病気であつても、種類は実に様々である。まず、一度も性交がうまくいったことがない「一次性ED勃起不全」と、少なくとも一回以上はうまくいつたのに性交ができなくなつた「二次性ED勃起不全」とに区別される。

原因による分類は、表を参照していただきたい。勃起機能は正常であるが心理的要因により十分な勃起が得られない状態を「機能的ED勃起不全」と呼ぶ。身体機能の疾患により勃起機能に異常 をきたして十分な勃起を得られない状態を「器質的ED勃起不全」と呼ぶ。その他に、機能的要素と器的要素が混在するか、あるいはどちらとも確定できない「混在型ED勃起不全」などがある。さらに心理的要因は「心因性」と「精神病性」、器質的要因は「陰茎性」「神経性」「血管性」「内分泌 性」に細分化される。

分類表を見ていると、私たち素人は心因性がいちばん多いのではないかと考えがちであるが、専門•医によれば、はつきりと断定するのが雖しいこともあるらしい。

型ョぜフ病院院長•日本性科学会副理事長の長田尚夫氏は、こう説明する。「勃起障害の九十パーセントは稍神的なものだと言われていた時代がありましたけれど、医学がどんどん進歩してきて身体のメカニズムが詳しくわかつてくると、それまで「心因性」としていたものの中にも、神経や脳の疾患など器的な原因によるものがあつたことがわかってきます。すると、原因不明だつたから心因性にしていた』といぅ部分も出てくるので、なかなか阜純にはヵテゴリーに入れることはできないんです。医学の進歩によってEDの病態がもつと叨らかにされてくれば、新しい分»が必耍になつてくるでしよぅね。しかし現時点で考えると、大雑把に言って『機能的ED」と『器質的ED』は半々くらいじゃないですか。年齢によってもずいぶん違いますよ。若者にはf心因性jが多いですし、高齢者になればなるほど「器質性」が増えてきます」

いずれにしろ、専門医の診察を受けて、現代医学でわかるかぎりの原因を突き止めておくに越したことはない。それが回復への最短距離である。たとえば、冒頭のKさんは自分自身で「精神的な理由なんじやないかな」と考えているのだが、五十歳といぅ年齢から推測すると、精密検査をすれば器質的要因が見つかる可能性は高い。もしそぅなら、まずは身体機能の疾患を治療しなければ回復は絶望的である。長田医師は、「多くのケースは解決可能です。要は自分ひとりで悩みを抱え込まずに、性的な問題に対応できる医療機関を訪ねることです」とアドバィスする。

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